インプラント
インプラントとは
歯を失った部分の治療として、入れ歯(義歯)、ブリッジ以外の選択肢として注目されているのが人工歯根であるインプラントです。
インプラントとは正式には口腔インプラントあるいは歯科インプラントといわれ、人工の材料や部品を体に入れることの総称です。 歯科では一般に人工歯根あるいは単にインプラントといい、人工の歯根をあごの骨(顎骨)に埋め込み、それを土台にセラミックなどで作った人工歯を取り付けたものをいいます。
インプラントのメリットとデメリット
そのメリットが大きいインプラントですが、デメリットもあるためご自身に合った治療法か見極める必要があります。
メリット
- ブリッジ等と違い、残っている健康な歯への負担がない
- ずれる、はずれるといった心配がない
- 噛んだ感覚が自然で、天然に近い「自分の歯」を取り戻すことができる
- 審美性が高く、精神的なストレスから開放される
デメリット
- 手術が必要
- 顎骨の骨量や骨の質によって、事前に骨を増やす治療が必要となる
- 治療期間が長い
- 保険が適用にならないため治療費が高い
- 高度な技術が必要となるため、施術できる医院が少ない
- メンテナンスを怠ると歯周炎にかかりやすくなる
インプラントの種類と構造
現在国内で使用されているインプラント製品の種類は約30種類ありますが、大まかにいうと3つのパーツからなるものと2つのパーツからなるものの2種類に分けられます。
歯根部(インプラント体)、支台部(アバットメント)、人工歯(上部構造)の3パーツで構成されるか、歯根部と支台部が一体化しているかの違いですが、さらに製品によってそれぞれ特徴が違います。 また、インプラントを構成する各パーツにも材質が様々あり、インプラント製品の種類を掛け合わせると選択肢が膨大な数にのぼります。
このため、適切なインプラントシステムを吟味する過程にも経験と専門性が問われるのです。
当クリニックではお口の状態をしっかりと見極め、カウンセリングを通して伺った患者さんのご希望を考慮しつつその選定を行います。