未来健康通信2022年11月号
【今月の特集】
「もしかしてそれ、歯ぎしりのせいかも」
日本人の約70%の方が歯ぎしりを経験していて、多くの方が自覚していないようです。
歯ぎしりでかぶせ物が欠けたり詰め物がすり減ってしまうこともあります。
人によっては、歯に強い力が加わると歯が割れることもあります。歯ぎしりの被害を減らすためにはどうすればいいでしょうか?
?過剰な力とは
歯を傷める過剰な力には2つの種類があります。ひとつは、強い歯ぎしりの力です。
歯ぎしりは眠っている時に無意識に行うため、起きている時とは違い力の加減がきかず強い力がかかり歯を傷めてしまいます。
もうひとつは、上下の歯を無意識に接触させる癖です。通常歯は、食事をしたり重いものを持つ時などに一時的に噛む時以外、離れています。
歯を接触させる癖のある方は、弱い力でも長時間加わることによって顎関節症になったり、歯を傷めてしまうことがあります。
?過剰な力に気づくには
~歯ぎしり~
起床時に歯が疼いたり顎や首が痛み2~3時間すると楽になる方は、就寝中の噛みしめが原因かもしれません。
首の寝違えと間違えやすいので要注意です。
~歯の接触~
パソコンの横など、目につきやすいところに目印になる付箋を貼り、それが目に入った時に歯が接触していないかを確認してみましょう。
?歯ぎしりの歯科対策とは
過剰な力による被害を減らす方法として夜間のマウスピースの装置が最も有効的です。
マウスピースをして眠ると約9割の方は歯ぎしりが一旦止まります。
何週間か経つと装置に慣れまた歯ぎしりをしてしまいますが、マウスピースが歯にかかる力を分散し、歯の代わりに削れてくれます。
保険で作製でき、削れても修理ができるので歯ぎしりが気になる方はぜひ使ってみてください。
?定期的なメインテナンス
歯の寿命を縮めるリスクは、虫歯と歯周病とよく聞きますが、歯ぎしり・接触癖の過剰な力も歯の寿命を縮める大きな原因です。
特に歯ぎしりは自分で気づきにくいので定期的なメインテナンスをおすすめします。
あなたの大切な歯を守っていきましょう!
【Drブログ】 Dr山田 真衣
「男鹿観光」
先日、天気が良かったので男鹿まで観光に行ってきました。
男鹿観光プレミアムパスポートを購入して、いくつかの施設をおトクに巡ることにしました。
まず男鹿に向かって最初に目に入ったのが、男鹿総合観光案内所にある大きななまはげの立像です。
男鹿にやってきたと改めて実感する瞬間です。
早速、五風なまはげ太鼓を観に男鹿温泉交流会館へ。秋田に来て半年になりますが、本物のなまはげに会うのは初めてでした。
怖いイメージがありましたが、カメラを向けると「かっこよく撮ってけれな」と声をかけられ、フレンドリーな一面もあるのだと知り、
なんだか面白かったです。生で観る太鼓の演技は、迫力があり圧巻でした。
続いて、男鹿水族館GAOに行きました。お目当ては一昨年に生まれたホッキョクグマのフブキです。
館内には生まれたばかりの赤ちゃんフブキのキュートな写真が飾られていました。
1歳半の今もまだ体は小さいのかと思いきや、今では270kg超えと、とても大きく成長していました。
年末には2歳になるそうなので、誕生日をお祝いしに、またフブキに会いに行きたいと思います。
【そこが聞きたい!Q&A】
今月の担当
Dr. いわなみ よういち
Q. 保険外のかぶせ物の治療費が歯科医院によって異なるのはなぜ?
A. 保険診療の場合、同じ材料を使った治療費は全国どこの歯医者でも同じ金額になりますが、自費診療の場合は、各医療機関で独自に料金を決めていいことになっているからです。
治療する部位や歯の本数など、さまざな条件によって治療費は異なります。
都会の歯科医院では土地代や人件費、技工料も地方と違うため、異なる可能性があります。
また、より良い材料や器具・機材などを使用し質の高い医療を提供している歯科医院では、同じ地域でも治療費に差が生じることがあります。
患者さんの口の中は千差万別で、人によって必要な治療の内容も異なるため、平均的な治療費を出すのは難しいといわれています。
歯科医院で説明を受け、相談しながら、決めるのがよいでしょう。