群青色(ぐんじょういろ)
6月といえば…当クリニックは、いよいよ34年目(30+令和の年数)にはいります。
昭和の晩年を過ごし、平成を駆け抜け、新時代の令和となっているわけです。
今後も皆様、よろしくお願いします。
今号のトピックスは、色について。
私が子どもの頃は、クレヨンや絵の具が好きで、さまざまな色を見たり、それを使って書いたり塗ったりが好きでした。
皆様は、群青色(ぐんじょういろ)というのが、どのような色合いかご存知ですか。やや紫みを帯びた深い青色のことです。
群青とは本来、藍銅鉱(岩群青、アズライト)のこと。群青色はその色であり、和名の群青は「青の集まり」「青が群がったような色」という意味に由来するという。また、群青は、ウルトラマリンブルー色の呼び名としても使われるようです。
さらに、瑠璃(ラピスラズリ)を原料とする青色顔料の色も群青色と呼ばれ、フェルメールの代表的な作品《真珠の耳飾りの少女》 でその少女のターバンに使われる鮮やかで独特な深い青色、すなわち、あの有名な「フェルメール・ブルー」もほぼ同じような群青色です。
私の中でこの群青色が鮮烈となったのは、1983年から約1年間放送されていたTDKビデオテープのCMの影響があります。
起用されたのはキャンベル スープの缶やアメリカの紙幣をモチーフにしたポップアートの「アンディー・ウォーホル」。カラーバーの色を日本語で発するウォーホル。
群青色の発音には、思わず笑みがこぼれてしまい、同時に、イマジン(imagine)を刺激されました!
私にとって、最も好きなポップアート作家です。
奇しくも、その1983年に制作されたブルックリンブリッジのシルクスクリーン画が当クリニックに飾られています。
彼は多作でしたが、残念ながら、1987年になくなってしまったので、今では貴重な作品なのかも知れません。
さて、いよいよ緑が鮮やかな木々の美しい時季となります。
診療やお口のクリーニングにご来院されるには、絶好の頃合いです。
皆様のご健康を守るためにスタッフ一同研鑽を重ね、ご来院をお待ちしております。