2月の北京オリンピック観戦記
世界中がオミクロン株の感染拡大まっただ中にもかかわらず、北京オリンピックが開催されました。
選手と関係者がバブル方式という閉鎖空間の中で管理され、中国政府の許可を得た少数の観客のみという形式でした。
通常は、2年間隔で夏→冬→夏と繰り返すのが正しいのですが、ついこの前、夏季東京オリンピックが終わったばかりで、なんだか変な感じがしたのは、私だけでしょうか!?
各種スキー競技の会場となったゲレンデは、周りに雪がないのに、すべて人工降雪機で雪を地面に貼り付け、そのため、周辺の地域では、飲料水や生活水が不足する事態も発生しているといいます。
なんとも、「強引で力まかせ」にことを進める点は、外交や領土問題、香港鎮圧、ウイグル族弾圧、さらには、ゼロコロナ政策など、そのまんま中国!という感じがします。
そんなオリンピックであっても、がんばれニッポン!
前半戦は、小林陵侑選手が50年ぶりのノーマルヒル(昔の70メートル級、これがわかる人は相当の通ですね。)
金メダルが、感無量でした。 今回、ライブで手に汗握ってテレビ観戦していましたが、50年前の札幌五輪も笠谷幸生選手の飛躍を「さあ、笠谷!」という実況とともに見ていた者としては、時空をワープしたような不思議な感覚がありました。
実に悔しかったのは、ジャンプ混合団体戦。
1回目に先陣の高梨沙羅選手が、100メートルを超える大ジャンプを見せた瞬間に大喜び。ところが…スーツの太もも周りが規定よりも2センチ大きかったとして規定違反で失格という、まさかのハプニングに見舞われたのです。
その直後に、知らせを伝えられて泣き崩れた高梨選手でしたが、気力を振り絞って、自ら志願し、2回目のジャンプに臨みました。その結果は、なんとK点越えの98メートル50の大ジャンプでした。
着地を決めて滑りながらも、涙をこらえきれず顔を覆い、停止後その場でうずくまり、そしてカメラに向かって頭を下げたのです。
彼女をデビュー時から応援し続けていた私も、その責任感の強い姿に涙が出てしまいました。
そんな出来事があっても、チームジャパンは、あきらめずに一致団結して順位を上げ4位に入ったのです。
よくやった、ニッポン!
さあ、オリンピックもいよいよ後半戦だあ〜。
今季の冬も、いよいよ終わりを告げる頃となりつつあります。
コロナ禍でなかなか外に出られずおうちに隠っていた皆様も、どうぞ久々にお口のクリーニングにお越しください。
スタッフ一同、お待ちしております。