この想い天国へ届け
母親が12月末に亡くなり急遽、福島に帰省することとなりました。
予約を変更して頂いた皆さまにおかれましては、この場を借りてお詫び申し上げます。
母は私が幼い頃に脳腫瘍になり、その後、腫瘍が広がっては何度も手術で脳を切除する治療の繰り返しで、計5〜6回行ったでしょうか。前頭葉の切除で性格も徐々に変化し、世話をする父親や姉も大変だったと言います。放射線治療、化学療法などありとあらゆる治療も試みました。それ以外に乳がん、静脈瘤など手術の繰り返しの人生でした。
ここ数年は、脳腫瘍の再発もありましたが、もう打つ手がなく、経過をみるだけとなりました。
言葉もあまり喋れなくなり、私が電話しても「大丈夫よー」ばかりで会話が1〜2分しかもたないため、私もつい億劫になり、電話をする機会も減っていました。実家の父親とは頻繁に連絡を取り合っていましたが、母親に電話を替わってもらうことなく、ここ数カ月は声も聞いていませんでした。
訪問看護を受けながら、時にはホスピスに入退院を繰り返しながらも、人生の半分を病気と闘いその人生を全うしました。
コロナ禍で、約2年帰省できず、弱っていく状態をみることができなかったため、亡くなった現実を受け入れるには時間がかかりました。コロナがなければ、もう少し親孝行ができ、孫の成長をみせることができたと思いましたし、何より電話で声だけでも聞かせてあげればよかったと詫びる気持ちと後悔だけが残りました。残された父親の身体も心配なので、コロナが落ち着いてきたら、できるだけ帰省し、そして母を供養したいと思います。
皆さん家族を大切にし、今年一年健康にお過ごしください。