本を読むということ
こんにちは。
勤務医の花田です。
先日、久しぶりに自宅の本棚の整理をしました。すると懐かしい本がたくさん出てきて、買った当時の自分を思い出し、暫し感慨に耽っておりました。 昔読んだ本は、今読み返してみると、また新たな発見があるのでとても新鮮だったりします。今は歯科の専門書が多いですが、昔は小説、エッセイ、美術や音楽関係の本などを好んでよく読んでいました。
大学時代は、書店でアルバイトをしていたことがあります。都心に近い大型店だったので、新刊の発売日などはレジ前が大行列。とても忙しかったのを覚えています。本屋さんに行くと、目当ての本がなくても、また新たな本との出会いがあり、今でもとてもワクワクしてしまいます。
昨今は電子書籍も普及してきました。様々な事がデータ化され、より簡便に、より合理性を重視する世の中になっていますが、私は紙で本を読むということは無くならないでほしいと思っています。
その本が持つ世界に入り込みやすく、思い出が形として残り、何より本を読むという”味”が全然違うように感じるのです。
そして、本屋さんや図書館に行って本を選ぶという過程も楽しめる世の中がずっと続くことを願っています。
ただ、本を捨てるのが面倒で、本棚に入りきらなくなり至る所に山積みになってしまいますが、それもまた一興ということで(笑)
そんなことを考え、本棚の整理が全く進まなかったとある夏の日の午後でした。