校庭がスケートリンク
新年明けましておめでとうございます。本年も皆様の健康維持のお役にたてるよう努力してまいります。よろしくお願いいたします。
この冬は、例年より寒さが厳しいですね。天気のニュースを見ていると、つい見てしまうのが北海道の気温情報です。私の実家は札幌ですが、生まれは北海道の東側に位置する、北見市というところです。全国的にはマイナーな街だと思いますが、玉ねぎの生産量が日本一なのと、戦前はハッカ(ミント)の世界市場の7割を占めていたほどの一大産地で、今でもハッカ飴、ハッカ油などは特産品です。内陸の盆地のため、比較的積雪は少ないものの、放射冷却で冬の寒さがとにかく厳しい!!頻繁に-20℃を下回る、まさに極寒の地です。そして、夏は30℃越えもざらで、寒暖差の激しい街でもあります。
道内は、スキーやスケート授業があり、スケートが盛んな地域では、学校の校庭に水をまき、リンクを作ります。平均気温の高い札幌近郊ではリンクは作れず、道内でも当たり前の風景ではないことを後で知りましたが、私の母校の小学校でも陸上コースのような、一周するリンクがありました。しかし、リンクをただ周回するだけのスピードスケートは好きになれず、夕方からは照明を付けてのナイター練習…、痛いほどの寒さで指はかじかみ、泣きそうになりながら滑っていました。一方で、山の方がさらに気温は低く、雪面はガチガチのアイスバーンばかり。それでも、自由に斜面を滑り降りられるナイタースキーの方が自分には何倍も魅力的に思え、どんなに寒い日でも営業終了時間まで帰りたがらない、完全にスキー派の子どもに育ったのでした。12月上旬から-21℃のニュースを見て、この冬はどこまで下がるのだろうかと、寒さを懐かしみながら予報を眺めています。