弘前公園の弾丸花見ツアー
先日、両親が孫の顔を見に、福島から新幹線で秋田を訪れてくれました。わざわざ時間をかけて来てくれる両親に、少しでも記憶に残る思い出を作ってあげようと、数日前からどこに案内しようか、食事はどこの店に連れて行こうか、などと考えていました。今回は2泊なので、少し余裕があります。両親が到着し、母親から「TVで弘前公園の桜が散ってお堀に花びらが浮かぶ様子が、まるで絨毯のようで綺麗だった」との話が。父親からは「明日、電車で秋田から行ってみるよ」と言われました。それに対し、私も「せっかくだから車で連れて行くよ」と言ったものの、「弘前は結構遠いなぁ…」と内心感じていました。後から振り返れば、やはりなかなかハードな花見となりました。朝9時に出発予定でしたが、母親が準備に手間どり、結局10時近くの出発に。高速で北上し、鷹巣にある道の駅で大太鼓を見せ、弘前公園には13時ころ到着。気温もかなり上がり、まるで夏のような暑さに加えて、徒歩の移動に両親もやや疲労が見られます。公園内の桜の花もかなり散り始めていましたが、確かにお堀には散った花びらが浮かび、まさに絨毯のようで綺麗でした。公園を散策して、30分くらいで父親が「大体分かったから、あといいな」と言い、私は「いやいや、まだ来たばっかりでしょ。しかも、城も見てないし」と返します。父親「城はどこでも大体一緒でしょ」。私「じゃあ、何しに来たんだよ」のやり取りです。結局、弘前公園の花見100周年を記念して、城の内堀で筏(いかだ)に乗って桜を眺めるイベントがあり、筏に揺られながら20分程ゆったりと見ることができ、お互いに満足できるものでした。結局、弘前に15時半まで滞在し、夕飯のために18時半に予約していた店に間に合うように、急いで2時間半かけて帰りました。まさに弾丸花見ツアー。最後に思ったのは、やはり弘前公園は満開の時期に来たいということ、そして両親と行動を共にするのは、なかなか難しいということでした。(Y,I)