あっちこっちから豆
少し時間は経ってしまいましたが、2月3日の節分の日に豆まきをしました。毎年かかさず行いますが、子供が小さかった頃はほのぼのとした豆まきだったのが、年々激しい豆まきへと変化しています。息子は小学6年生、今年も豆まきの準備をしました。「鬼になって」と言うので、まずは私が鬼のお面をかぶり、スタートです。「遠慮なくこいっ!」と言いました。でもそれが間違いでした。「鬼は〜外っ!」と言いながら「外っ!」のところで、豆(落花生)が容赦なく飛んできます。しばらくの間、「鬼は〜外っ!」「痛っ!」「鬼は〜外っ!」「痛っ!」というやりとりが続き、豆はあちこちへ飛びまくります。そして鬼を交代。今度は先程の恨みとばかりに、鬼になった彼に豆を投げる大人気ない私…。そして最後は、飛んで散らばった豆を二人で回収し、無事豆まきは終了。白熱した豆まき、なんだかすっきりしました。(豆まきってそういうもの?ではないような気がしますが) そして翌日、仕事を終えて制服を脱ぎ洗濯機へ入れようとすると、ポケットに何か入っている…。取り出すと豆でした。ええー!今日1日気付かなかった…豆がポケットに入ったまま、丸1日仕事をしていたのでした。夢中になって投げた豆が、洗濯物として部屋に干していた制服のポケットに、上手いこと入っていたのでしょう。それからも数日の間、本棚のすき間から「あー!豆が!」、鞄の中から「あー!豆が!」、彼の机の足元から「あー!豆が!踏んだ!」という感じで、回収しそびれていた豆たちが次々と出現し続けました。どれだけあちこちに投げたんだ、と見つかる度にぷぷっと笑えました。彼はいつまで付き合ってくれるかなー。小学6年生、あと少しで小学校を卒業してしまいます。彼と一緒に出来ることを、ずっと続けていきたいな。でも、来年豆まきをしたらもっと痛いだろうな。私も鬼を卒業したいと思う今日この頃なのでした。(N.I)