負けず嫌い
先日、小学6年の息子と久しぶりのボーリングに行きました。少し前までは、ちびっ子でもガターにならないガター防止の柵(バンパーレーンと言うようです)を付けてもらっていたのが、今回は「俺はもうそういうのはいらない」とのこと。通常のレーンでスタートしました。「まぁ、俺が勝つけどねー」と、なぜか自信満々な彼…。けれど学生時代、これでもかというほどボーリングに通った私も、心の中では負ける気がしません。まだ彼には負けられないと、スコアをリードしたところ、だんだんと彼の元気がなくなり、気付くとシュンとしていました。3ゲームが終わり、「帰ろうか」と声をかけると、「もう1ゲームやる!」とのこと。しかし4ゲーム目もなかなか思い通りにいかない彼。途中、「もうっ…俺も勝ちたいよぉー…勝たせてくれてもいーじゃん!」と思いがけず目がウルウル…。気の毒に思いながらも、「じゃあさ、私がわざと負けたらいいの?わざと負けてもらって嬉しいの?」と言う私でした(大人気ない大人…)。いつも何をしても私に負けたくない彼ですが、泣くほど悔しいのか!すごい負けず嫌い!とちょっとびっくりして、「ほんと負けず嫌いだね、誰に似たんだか」と言うと、一緒に行っていた人に、「確実にあなたでしょーよ…」と言われてしまったのでした。確かに。でもこうやって、一緒に競い合って遊べるのもいつまでかなー。いずれは何をしても敵わなくなるんだろうなー。まだもう少し勝たせてくださいよーと思う私なのでした。(N.I)