ア・グッド・イヤー 〜2017年 年頭にあたって〜
スタッドレスタイヤは、グッドイヤー。
この冬は今なら安い GOODYEAR!ってことではありません。
この名前のついた映画は、「プロバンスの贈り物」という日本語のタイトルがつけられ、南仏のぶどう園(=シャトー)で人生をやり直すことになったビジネスマンのラブコメディ的なドラマに仕上げられています。
その「A Good Year」とは、ワインの「当たり年」のことです。
たとえば、2003年と2005年がボルドーの当たり年で、ワインの年代別チャートによると、2003年が「とても良い」。2005年が「秀逸〜すばらしい」。
折しも、リーマンショック前の好景気に沸いていた頃、それまでとは考えられないほどの高値がついてしまい、もはや手に入れることが難しいボルドーのビッグシャトーの銘柄がいくつもあります。
これらは、だいたい10年以上寝かせてから飲むものが本当のうまみが出ておいしいと言われています。
そう、いまや10数年経ったのです。
さて、その評価はいかに?と調査してみると、2003年は、何もかもが、もの凄く評判が良いわけではありません。「すごく良い」「期待ほどではない」と意見が割れているのです。 2005年は、さすがです。パーカーがボルドーの12銘柄に100点満点をつけており、「世紀のヴィンテージ」との呼び声も聞かれます。
一方、その狭間ではずれ年といわれていた可哀想な2004年も、意外にも、これがいけるんだなっと評判なのです。
まさに今が飲み頃の手頃なワインとして好評です。
ワインの世界も、まるで人生のように、年によって山あり谷あり、良い年や悪い年があります。
その渦中では、世も末のように感じた一年も、後世になって(約10年くらい後で)思い出してみると、まんざら悪い年でもなかったんだと思うことがある…ということと同じかも知れませんね。
さて、港町歯科クリニックでは、雪が降って寒気にふるえてしまう冬季、お口のクリーニングのために来院する皆様を支援するサービスを行っております。
雪道で大変ですが、お足元に気をつけてお越しください。
今年が皆様にとって、グッド・イヤーとなることを祈念いたします。
良いことがたくさんありますように!