旅行
そうだ、旅へ出よう。できるだけ遠くがいい。
遠くといっても、海外旅行ではありません。そのような時間もないですが、年を重ねてきたせいか、テレビなどでも世界遺産よりも、日本国内の名所に魅力を感じるようになってきました。今回、旅の目的地としたのは、永平寺。福井県にある曹洞宗の大本山で、観光地としても有名でありながら、今も200人近い修行僧が実際に修行をしているお寺です。以前から行きたい場所の一つでした。歴史ある多くの建物の一部を一般に開放してあり、かなり自由に見学することができます。ただし、すべての日常生活そのものを修行として行っている、修行僧(雲水と呼ばれています)の方々の邪魔をしてはいけません。写真撮影も禁止です(建物の撮影はOKです)。私が到着した時間はまだ他の観光客も少なく、寺全体が静寂で厳かな雰囲気に包まれており、自身も身が引き締まる思いで、寺院内を見て回りました。タイミング良く、法堂で行われる読経を聴く機会にも恵まれました。100人以上の雲水による一糸乱れぬ読経は圧巻の一言。庭園や植物もすべてに手が行き届いており、何本も立ち並ぶ大木の姿に年月の重みも感じつつ、気づけばあっという間に2時間ほど経過していました。宿泊しての修行体験も行っているそうなので、ぜひ体験してみたいものです。翌日は、恐竜博物館へ行きました。アミューズメントパークと言えるほどの楽しい施設で、昔恐竜好きだった思いが甦りました。ここもお勧めです。福井県は立地的に秋田県からは、なかなか行きにくいところですが、もう一度行きたい、そう思えるところでした。