秋の東北〜極楽の旅〜
先日、北海道大学の同窓会が福島市で行われました。
交通は、JR「こまち」を利用すると便が良いのですが、仙台で乗り換えが必要となるわけです。ちょっと一手間かかる、というのが福島への移動です。
帰りに、福島駅のプラットフォームで各駅停車の新幹線を待っていると、空気を切り裂いて疾風のごとく「はやぶさ」が通過していきます。見ていると首を左から右へ時速300キロの速度でキュンと回さないといけないわけです。
「ひぇ〜、こんなスピードで走っていいのかい?! 事故があったらどうなるの。」などと頭をよぎるものの、「こまち」に乗ってとなりの普通の道路を走る車とランデブーしている時は、やっぱり速いのはいいかも、と思うのは私だけでしょうか。
それにしても、秋の46号線沿いのドライブは、風情があります。行き先は、温泉がいいですね。たまに、「こまち」と競争したりして…。
田沢湖を抜けて、さらに盛岡方面に向い、仙岩トンネルを抜け、右手にドライブイン国見が見えてきます。そこから左折して7.5キロメートル走ると国見温泉の山深く静かな二つの宿に到着。
十和田八幡平国立公園の最南端にあり、駒ケ岳の五合目、標高850メートル辺りに位置するという岩手県の秘湯の一つ。(秘湯を守る会登録温泉)営業は期間限定で、5月中旬から11月初旬。
ここの温泉は、珍しいエメラルドグリーン(緑色のことね)。国内では、長野の熊ノ湯、五色温泉、千葉の弁天鉱泉などごくわずかしかないという。
最近の研究では、成分として含まれる多硫化イオンの黄色と、太陽光が炭酸カルシウムまたは硫黄粒子などによってレイリー散乱を引き起こして呈する青色との混色によるものである???ことが明らかになったそうです。
まっ、黄色の成分と青の成分が混ざって、緑色になってきれいだな、っということです。
ここでは、深い山あいの空気に包まれて、静寂に囲まれます。時がゆったりと感じ、しばし都会の喧噪から離れ風呂につかって瞑想。
心からおおらかな気分にひたるのも良いものです。
極楽!極楽!!
北半球は、いよいよ本格的な冬に向かって進行中です。
皆様、冬支度や雪対策は、油断せずにお早めにしておきましょう。そして、雪が降る前に、どうぞお口のクリーニングにお越しください。