自然の力
川のせせらぎや、浜辺に打ち寄せる波の音、森に響く虫たちの音色、こうした自然の音を聞いているだけで、なぜか心は安らぎます。先日、突然滝を見に行きたくなる衝動に駆られ、二つの滝をはしごして見に行ってきました。
一つ目は由利本荘、鳥海山の麓にある法体の滝です。秋田市内は晴れていましたが、南下するにつれ、雲行きが怪しくなり、本庄に着くと結構な雨が。気落ちしたものの、せっかくだしと車を走らせます。一時間ほどすると、一面のどんよりした黒い雨雲の中、その雲間に晴れている一角が目に入りました。目指す滝がその辺りならいいな、と思いながら山道を走り続けること小一時間。到着してみると、まさにその一帯だけがきれいな青空で、不思議な幸運に感謝しながら目にした滝は、やはり素晴らしいものでした。落差が57mもあるのでかなりの迫力です。周辺の雨の割には水も澄んでいて、展望台からしばし見とれていました。滝つぼに流れ落ちる水音や鳥の声に浸っていると、全身の細胞隅々まで洗われるような清々しさと心地よい感覚に包まれます。続いて向かった、奈曽の白滝(にかほ市)は雨の影響で濁っていたものの、水量が多く、こちらも違った魅力がありました。癒しとリフレッシュをし、気持ちも新たに仕事に取り組んでいきたいと思います。(k、s)