私の読書感想文~倫敦千夜一夜物語~
子供の頃から変わらずに続いている趣味、読書。
面白そうであれば、ジャンルを問わず、何でも読みます。
今回、ご紹介するのは『倫敦千夜一夜物語』です。
物語の舞台は、19世紀末の英国。
貸本屋を営む兄妹が、文学作品を手がかりに謎を解いていく…という、文学ミステリーです。
貸本屋というと、私たちにはあまり馴染みがありませんが、個人経営の図書館みたいなものなのでしょうか。
この物語は、連作の短編集でとても読みやすく、ライトなミステリーですので、サクサク読み進められます。
そして、ミステリーの謎を解く手がかりとなるのは、実在する外国の文学作品たち。
きっと誰もが耳にしたことがあるだろう、『シャーロック・ホームズ』や『若草物語』など、私も学生時代に夢中で読んだ作品が登場し、小説好きな人はテンションが上がること間違いなしです。
もちろん、読んだことのない作品もあり、それらがとても魅力的に描かれているので、『読んでみたい!』と読書欲を掻き立てられます。
実はすでに、物語に描かれていた作品を求めて探し歩きました。
インターネットで探せば速いと分かっていますが、本は実際に本屋で手に取って買いたい私。
しかし、英国での発売は、なんと1889年。古い…!
日本語に翻訳されたのも、1976年とのこと。
いろいろな本屋を巡ってみましたが、一度も出会えずに1日が終了…。
結局、インターネットにお世話になることにして、今は到着を心待ちにしているところです。(サ)