パウダークルージング
この冬は冬らしくないですね。暖冬になる、とは言われていたものの、実際ここまで雪の少ない冬になるとは予想外でした。雪かきに追われることなく、道路も歩きやすく、快適なのは間違いないのですが、やはり東北の冬としては寂しさを感じてしまいます。雪が少なく、スキーに対するモチベーションも高まらないままでしたが、大雪となった休日、少し足を延ばして夏油高原スキー場に行ってきました。ここは非圧雪(雪面をならすなどの整備をしていない)コースが数多くあることが特徴で、パウダースノーが楽しめるため気に入っているスキー場です。そしてこの日の目的はツリーランコース。通常のコース脇や、コース間の特定区域に設定された、ヘルメット着用必須の林間コースです。ひざ上や腰近くまで積もったふかふかのパウダーはそれだけでも十分楽しいのですが、木々の間を縫って滑る爽快感はまた格別なものです。自然と声が出てしまうのか、わーきゃー叫びながら滑っている人を多く見かけます(私もその一人かもしれません)。しかし近年、スキー場ではない山を登って滑るバックカントリースキーの人気の高まりとともに、全国的にもコース外滑走者の痛ましい事故や遭難がニュースになっています。整備されていないコースでは当然リスクが伴います。当然ここでもコース外は滑走禁止ですが、少しでも安全にとスキー場側が特定エリアを管理されたコースとして開放してくれていることはとてもありがたいことです。とはいえ、自己責任が前提のこのコース、その日は残念ながら視界が悪いため、滑ることは断念しました。今後も安全に気を付けて自然を楽しみたいと思います。