あなたは、誰?
10月の連休、北海道は、いよいよ紅葉が見ごろの
まっさかりとなる頃でした。千歳に降り立つと、羽田や伊丹と違った北海道の薫り(かおり)を感じます。いい季候です。
それにしても、長い月日を過ぎると、思わず「あなた誰?」と聞きたくなる人がいませんか。
それは、先日、北海道大学卒後30年記念の同期会が札幌で開催された時のことでした。
そのパターンは、三つあります。
一つは、学生時代から、あまり行動を共にしなかったり、出席番号が離れていて接点が薄い(出席番号順で実習の組になる)場合。そもそも、その人の名前が出てこないし、ひどい場合には、この人、うちのクラスにいたっけ?ということすらあります。
二つ目は、テレビコマーシャルにあるように、あのマドンナが太っちゃうとこんなになるの?のパターンです。病気で激やせした場合もあります。
三つ目は、これが一番の難問でして、親しかったアイツなのに、ずいぶん顔が変貌してしまい、面影がなくなってしまったため、わからない。特に、頭髪の変化には、まいります。えっ〜えー、お前が○○○○なの???てな具合ですね。
皆様も、どこかで(いつか?)思い当たることが、きっとあるでしょう。
私たちの入学は、1979年で、卒業が1985年(順調にいけば)です。
私は、歯学部の学生数が80名と歴史上もっとも多い定員の時代という幸運に恵まれ、どうにか大学入学を果たすことができたという感がありました。
今回は、その同期生13 期生の会でした。
現在は、43期生となるわけです。
東北地区では、同窓会の支部会の集まりがあります。こちらも、10 月初旬でした。毎年、東北六県持ち回り方式なので、今年は、山形県担当で、湯野浜温泉の素敵な温泉旅館で開催。同窓会は、同期会のようなピンポイント学年ではなく、1〜42期の卒業生すべてが参加できます。
日本海のすがすがしい荒波を眺めながら、仲間と一献というも、いいものです。
その〆は、東北支部会名物となった惠迪寮の寮歌の熱唱。
浴衣姿のおっさん歯科医がほとんど(今回女性ひとり)で、肩を組んで歌います(叫ぶかな?)。
「日本三大寮歌」の一つ、みやこぞ・や〜よい。
アインス・ツバイ・ドライ
(日本語でいち・に・のさん)
♪都ぞ弥生の雲紫に
花の香漂ふ宴遊(うたげ)の筵(むしろ)
尽きせぬ奢(おごり)に濃き紅や
その春暮れては移らふ色の
夢こそ一時(ひととき)青き繁みに
燃えなん我が胸想ひを載せて
星影冴(さや)かに光れる北を
人の世の清き国ぞとあこがれぬ
さて、11月(霜月)となれば、もう冬の便りがやって来ます。ぜひ、雪が降る前に、お口のクリーニングにお越しください。