「おサムライさん」
先日、テレビで放映されたサムライ映画を観てからというもの、その映画の主人公に夢中になっている小学5年の息子です。その映画は、主人公が見事な剣さばきで悪者を倒し、全編に渡り戦いが繰り広げられる、アクション映画(と、言うのか?)です。録画した映画を何度も観て、毎日なりきりおサムライさんになっています。男の子は長い棒の様なものを持つと、剣に見立てて振り回す…というのが当てはまるのか、思えば彼は小さい頃から戦いゴッコが好きでした。そのため、鞘が付いているおもちゃの日本刀を、すでに1つ持っていたのですが、「もう一個買ってくれない?100均に売ってるしさ!」と申し出てきたため、100円だしな…と2本目の剣を購入してあげました。それからというもの、毎日ズボンのベルト通しに左右一本ずつ剣を挟み、気分はすっかりおサムライさん。じーっと見ると恥ずかしがるので、横目で見ていると、結構なスピードと機敏な動き、そして迷いのない剣さばき、なかなかのものです。(完全なる親目線…。)私には見えませんが、彼の前にいるであろう敵と、激しい戦いをしています。終わると汗だくです。汗が流れ落ちています。「すごい!?だって本気で練習してるからさー!」と自信満々です…確かにすごいですけど…他のこともこれだけ本気でやったらどうだい!と思ってしまう私なのでした。ですが、戦いゴッコに夢中な彼を見ていると、ぷぷっと笑えて疲れが吹き飛びます。あとどれだけ見ることができるんだろう。まだしばらくこのままの子供でいて欲しいなぁ、と願う今日この頃です。(N.I)