保険診療についてのセミナー
「保険診療で守らなければならない事」という演題のセミナーへ参加してきました。内容は題目の通り診療に際しての保険のルールについてです。
医科もそうですが、歯科にも保険診療と保険外診療=自由診療というものがあります。保険のルールに縛られない自由診療という形での診療も増加傾向にはありますが、一般的にはまだまだ保険診療の占める割合が大きいのが現状です。今回のセミナーで,保険のルールそのものへの理解を深めたことは勿論、そのルールを正しく理解することが医療従事者に求められるのだということを再認識することができました。
ところで、今回のセミナーへの参加人数は200名に近い数だったそうです。歯科医師や衛生士を始め受付や歯科助手、歯科技工士といった歯科に携わる色々な職種の人が参加しているようでした。保険のルールは常に同じではありません。改正が行われ、新たなルールが加わったり、逆にこれまでのルールが消えてしまったり、また、その守らなければいけない決まりごとも多く、複雑です。こうしたセミナーへの参加者がこれほど多く集まることからも保険のルールを理解することが大変なことだということが分かります。そんな複雑な保険のルールは患者さんにとって、私達以上に理解し難いものですし、そういったことを知る機会も通常はほとんどないと思います。そうした中で、患者さんへの診療に対しての責任という意味でも保険を正しく理解し、日々の診療に取り組んでいきたいと思いました。(ナ)