7月に秋田の距離感と将来を思う
7月は、文月(ふみづき、ふづき)と呼びます。
共和政ローマ末期の政治家、ユリウス・カエサル(Julius Caesar)は、紀元前45年にユリウス暦を採用するのと同時に、7月の名称を自分の家門名に変更しました。それが英語での月名、Julyです。
星座は、蟹座(7月22日頃まで)、獅子座(7月23日頃から)誕生花はユリ、蓮など。
それから、寺尾聰さんの「そ・お・ね、誕生石ならルビーなの…」とのことです。
さて、秋田では、昨年「国民文化祭」が開催され、つい先日は、東北6県の代表的な祭りが結集した「東北六魂祭」が開催され、にぎやかでした。「大曲の花火大会」も、一夜で80万人の観客が集まる真夏の一大イベントとなっています。
この東北までの距離感はというと、
新幹線での時間をみると…
●東京―盛岡は、東京―京都 とほぼ同じ。
●東京―仙台は、東京―名古屋とほぼ同じ。
●東京―秋田は、東京―広島とほぼ同じ。
すると、多くの人々が驚くようです。
「うっそー、以外と近い!」と。北に縁のない人にとっては、東北の諸都市の「イメージとしての距離」は、非常に遠いようです。また、東京との時間距離で考えると、青森新幹線が開通したため、いまや、秋田は東北の中でも、最遠方の地となり、ややもすると「秘境感」がただよいます。
この前発表になった秋田版総合戦略案の人口減少対策の素案のたたき台、諸種の人口減少対策を講じた「人口ビジョン」では、県民人口は2040年に76万人、2060年に61万2千人としています。
そうすると2013年の人口問題研究所の推計に比べて、2040年6万人、2060年14万4千人多くなるようです。それにしても、人口がこんなに減るのですね。
だからこそ、「秘境感」を活かした温泉や日本古来の風景を資源にして、観光客を増やし、活気ある地域になって欲しいものです。
いよいよ本格的な夏に突入となります。
診療室内は、涼しげな環境を整えております。
診療やお口のクリーニングに、スタッフ一同、皆さまのご来院を心よりお待ちいたしております。