「日の丸」ニッポン!
あるとき、ふと疑問が?
「日の丸」っていいよなあ、ところで、「日の丸」っていつからあるの?皆様は、ご存じですか。私のイメージでは、何の根拠もなく、古代からあの旗がはためいていたように思っていました。
そのために、まずは日本の歴史、特に神と天皇と太陽(日の丸)の関係を知ることが必要でした。日本の古神道では、太陽を信仰の対象としてきました。第10 代の崇神天皇は、伊勢の祭神であり宮廷内に祀(まつ)られていた太陽神である天照大神を宮廷外で祀ったのでした。やがて第40代天武天皇の頃に皇祖神として崇拝されるようになったことで、日本の国家統治と太陽の結びつきは強くなっていったのです。
(ちなみに、現在は、第125代今上天皇。)
そして、日の丸です。日本で白地赤丸が日章旗として用いるようになった一説には、源平合戦の結果が影響しているといわれています。平安時代末期に、平氏は自ら官軍を名乗り御旗の色である赤旗「赤地金丸」を使用。それに対抗する源氏は白旗「白地赤丸」。平氏が滅亡し、源氏によって武家政権ができると代々の将軍により、「白地赤丸」の日の丸が天下統一を成し遂げた者の象徴として受け継がれていったといわれているのです。もし、平家が勝っていれば、今ごろ、「赤地金丸の旗」を振ってたことでしょう。
時は流れ、黒船来襲。
1854年の日米和親条約調印後、外国船と区別するための標識として、日本国共通の船旗を制定する必要が生じました。
徳川斉昭の建議により、
「兎に角、日の丸をして日本の総船印にする以外、ほかに考えられない。ほかの事とは違い、この国旗制定は日本の後々の代までも国印として大切にされる物である。制定された上は必ず西洋で出版される万国旗章図などにも掲載されるのである。幕府においてはこのような点までも念頭において、世界に輝きわたる日本の国旗を制定されたい」。
これを重ねて進言したため「日の丸」の旗を用いることになったとの事。これが始まり始まり。
さて、むかえて現代。
1999年(平成11年)に、国旗及び国歌に関する法律(国旗国歌法)が公布され、正式に国旗として定められたのでした。ということで、意外と「日の丸」ニッポンは、最近のお話でした。(参考文献/日本の国旗 Wikipedia)
5月は、ポール・マッカートニーが日の丸Tシャツを着て来日!さすが、エンターティナーですね〜。
今月は、ワールドカップサッカー開幕。皆で一生懸命、日の丸の旗を振りましょう!
季候も良くなりました。
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