「私の子育て日記」
先日、珍しく風邪をひいて、鼻水と咳が数日続いた私。普段、帰宅すると読書とゲームに夢中過ぎて、話しかけても聞こえないくらいの小学3年の息子が、それはそれは手厚く私のお世話?をしてくれました。食料品などの買い物袋があると全て持ってくれ、両手いっぱいに荷物を持ちながら、自宅の鍵を開けてくれます。そして私を中に入れ、ドアを閉めたり靴をそろえたり。夕飯の支度にとりかかると、「俺がやる」とmy包丁を手に腕まくり、野菜を切ってくれたり炒めてくれたりと、普段見ることのない張り切りっぷりです。かかる時間はいつもの倍…気分を害することのないよう「あのさ、私やろうか?」と言っても「ママンは風邪だから、いいの!」とのこと。その気持ちをありがたく受けとることにしました。その後もテーブルをセッティングしてくれたり、片付けてくれたり、布団を敷いてくれたりと至れり尽くせり。そしてその全ての間、私が咳き込むと部屋のどこにいても背中をさすりに来てくれました。こんなことができるんだ、と風邪で辛いながらも感激の毎日でした。そんな日々
が3日続き、4
日目、咳は止まり風邪も回復してくると、あれ?荷物持ってくれ…ないんだ?ドア…も閉めてくれないんだ?昨日までの至れり尽くせりがピタッと止んでしまいました。夕飯の支度を始めても彼は読書に夢中。「あのさー野菜切ってくれるかなー?」と声をかけてみると「もう風邪治ったから、できるでしょ?」と一言のみ…あぁ、昨日までの優しい彼はどこへやら、あっという間に元の彼に戻ってしまいました。がっくり…。いつも手伝ってくれてもいいんだけどなぁ。けれど、風邪をひいたおかげで、何かあった時には力になってくれるんだな、と感じ嬉しくなった私なのでした。(N.I )