2014年 明けましておめでとうございます!
本年は、午年です。午年といっても、いくつかの種類があるようです。昭和から平成生まれを追ってみると、昭和5年と平成2年・庚午(かのえうま)、昭和17 年と平成14 年・壬午(みずのえうま)、昭和29年・甲午(きのえうま)、昭和41年・丙午(ひのえうま)、昭和53年・戊午(つちのえうま)、なかでも丙午(ひのえうま)が有名でしょう。丙午生まれの女性は気性が激しく夫の命を縮めるという江戸時代の「迷信」があり、女性の結婚や出産に関する問題に変化して広まってしまったようです。この影響は、昭和になっても強く、昭和41年の出生率は前年に比べて25%も下がったとのことでした。
さて、今回は、新春にあたって、日本語のお勉強をしてみましょう。
(出典は、ANAAZURE冬号、本郷陽二監修の正しい日本語・速習講座から。)
10 問を厳選してみました。
皆様、まずは、何問できるかやってみて、下記の正解を見て採点してみてください。
■問題
次の太字部分は日本語として間違った表現です。正しく直しなさい。
(1)こぼれんばかりの愛想をふりまく。
(2)仕事が煮詰まってイライラした。
(3)私では役不足ですが、司会の大役を務めさせ ていただきます。
(4)寸暇を惜しまず仕事をする。
(5)バーゲン会場は、上へ下への大騒ぎだ。
(6)今度こそ雪辱を晴らそうと意気込む。
(7)彼に頼みごとをしようにも、取りつく暇もない。
(8)商売をおざなりにしたので店が傾いた。
(9)その歓迎会は、いやが応にも盛り上がった。
(10)組織の秘密が明るみになる。
■解答
(1)愛嬌→「愛想がいい」といいます。ふりまくのは「愛嬌」。にこやかでかわいらしいこと。
(2)行き詰まって→「煮詰まる」は、十分な議論の後、結論が出る状態になったこと。
(3)力不足→役目が軽すぎる場合に「役不足」となる。
(4)寸暇を惜しんで→わずかな暇も大切にして打ち込むということです。
(5)上を下への→上にあるべきものを下へ、下へあるべきものを上に入れ替えてしまうほどの混乱状態。
(6)雪辱を果たそう→屈辱を晴らす、と混同しないようにしましょう。
(7)取りつく島もない→「島」は、頼りになるものという意味。
(8)なおざり→「おざなり」は、その場逃れの言動やいい加減なこと。「なおざり」は、おろそかにして放っておいたこと。
(9)いやが上にも→「否が応でも」好むと好まざるに関わらず、と混同しがち。
(10)明るみに出る→隠されていた事実が明るい場所に出て知られるようになること。
これ以上お勉強したい方は、『日本人が「9割間違える」日本語』(PHP文庫)をご覧ください。言葉をまつがえないように、おっと、間違った。私も買いました。
いよいよ冬に突入!雪もたくさん降るかも知れません。それでも、ぜひ、定期的なお口のクリーニングにお越しください。冬の健康支援プロジェクトを企画して、皆様のご来院をお待ちしております。