2013 桜と雪の回廊

今のゴールデンウイークは、予想に反して肌寒いお休みでした。
私たちは、4月最終土曜日に港町歯科クリニックにて歯科の勉強会「最新の歯内療法セミナー」を開催しました。歯内療法とは、「根の治療」のことです。私の歯科での専門領域です。日本一の歯内療法専門医であること間違いのない東京都で開業の先生に講師をお願いし、遠路秋田までお越しいただきました。出席者を募集したところ、定員30名のところ、36名もの歯科医師とスタッフが参加してくれたので、二階の研修室は、ぴちぴちの満員御礼状態でした。ということで連休前にしっかりお勉強。

さて、このコラムは、旅チャンネルではありません。お間違いのないように。というのは、セミナーの翌日から、講師の先生をご案内し、〈角館〜田沢湖〜玉川温泉〜八幡平〉という秋田の旅路のゴールデンラインを一泊二日でドライブ旅行へと行ってまいりましたので、その紀行を書いてみたのです。
　仙北市の角館（かくのだて）は桜の名所として知られている「みちのくの小京都」。今年は、3月から4月初めの西日本から関東エリアでは、暖かな気候で早くに桜が開花し終わっていました。角館の開花予想も4月後半となっており桜の見頃か！とおおきな期待を寄せておりました。が、結果は、4月中旬の冷え込みが長引き、桜の花は、完全に空振り大三振でした。でも、大丈夫。花より団子、屋台と秋田名物のそろったお食事で一杯、一行ご満悦でした。
　次に田沢湖へ。ここは定石どおりに、御座石神社と辰子姫と回って、〆に思い出の潟分校を巡りました。さらに足を伸ばして、山に向かい乳頭温泉郷へ。そこは、十和田八幡平国立公園の山麓、県道のバス停より数キロメートル分け入り未舗装道路のガタガタを走ってようやく到着するまさに秘湯です。あの風情のある佇まいは、すばらしい！日本の原風景といって良いでしょう。
　さらに、旅のハイライトは、八幡平アスピーテラインでした。ふけの湯休憩所にあるゲートが4月29日（月・祝）12時開門という情報を手に入れ、20分前に先頭から10番目ほどの車の列に並びスタートダッシュ。
道路の両側に切り立つ巨大な雪の壁で創り出された回廊、絶景ですね〜。雪山が冬から目をさました瞬間のようです。全長27キロメートルを走り抜けました。
山を下ると、そこは桜が満開！桜と雪の回廊を同時に楽しむことができた2013年の春でした。

　さて、6月新緑の和やかな時季になりました。久々の方はこの機会をのがさずに、お口のクリーニングにお越しください。