いよいよ秋本番!
8月の「竿灯祭り」最終日に黒雲が立ちこめ、何度か激しい雨が降った後、秋田はあの猛暑がやわらぎ、秋の風情が漂いだしました。
皆様、お盆休みは、お墓参りに行かれましたか。私も、県南横手の菩提寺と父の墓前に供養に行ってきました。いつもパターンが決まっており、墓参り↓菩提寺本堂↓お位牌ご仏前参り↓親戚まわり、というところです。かく言う私の母は、お寺の娘でして、祖父が住職でありました。禅宗の一派で、秋田では数多い宗派だと思います。その血筋のせいか、私、話の脈絡がちぐはぐでわかりにくい禅問答は、普段の会話においても得意です(笑)。
京都に同じ宗派の源光庵という禅寺があります。ウィキペディア(インターネット百科事典)によると、天井板は伏見桃山城から移築したもので、1600年(慶長5年)に徳川家・家臣鳥居元忠らが石田三成に破れ、自刃したときの跡が残り、血天井となっており、その脇に丸窓と角窓がありそれぞれ悟りの窓、迷いの窓と呼ばれています。それが見たくて行ったことがあります。
□迷いの窓(四角)
角があってあちこちにぶつかって悲鳴を上げる「人間の生涯」を象徴し、生老病死の四苦八苦を表しているそうです。
う〜ん、まさに身にしみます。
○悟りの窓(円型)
円型は「禅と円通」の心を表し、円は大宇宙を表現するとされ、丸が角がとれた円熟味とか穏やかな心を表しているそうです。こんな心境になれるのはいつのことやら…。
京都観光では、定番の有名スポットではないのですが、これから紅葉の頃には、窓ごしに映える景色とともに美しいフレームで見ることができるでしょう。京都に行かれたら、この窓を目前にしばし座禅、おすすめです。
今年も、春は桜の花を愛でり、夏はほととぎすの美しい鳴き声を聞くことができました。2012年の夏も終わり、9月となりいよいよ本格的な秋。良い季節です。
当クリニックにご無沙汰の皆様は、ぜひ、このちょうど良い気候の時期にこそ、お越しいただきますようお願いいたします。お口のクリーニングをしましょう!