2012夏真っ盛り
2011年3月、あの雪のちらつくプラットフォームからブルートレインに乗って娘が大阪に旅立ってから1年4カ月が経ちました。
あの頃は、東日本大震災の直後で、わが国全体に悲劇の重苦しさがのしかかって来ていました。ガタンゴトンと列車特有の音に揺られ友達もいない関西の地に向かったのでした(涙)。もう、あのブルーのJR寝台特急「日本海」も廃止されてしまいました。大阪へ向かう直通列車も絶えてしまったのです。寂しい限りです。
さて、それから夏になり(昨年のこと)秋田に登場した娘は、まわりの誰もがあっと驚く、みごとな「金髪」でした。関西の地に染まり、ぎこちない関西弁も話せるようになって帰ってきたのです。コテコテです。
目的だった車の免許を取得し、そそくさと大学へ戻りましたが、どうやら友達もたくさんできたようです。地域柄、友人やクラスメイトは近畿・中国・四国の人のようで、東北にいるとなかなか出会えないような人たちですね。あの有名な讃岐うどんのエリアや天然醸造醤油の淡路島、知る人ぞ知るおいしい手延べそうめん(私たちの食べるそうめんと少し違います)の小豆島といった所の出身者がいるようでした。大学では、得意のスキーを生かして基礎スキー部に入り、楽しんでいるようです。芸は身を助く、とばかり、冬期間、勉強はさておきスキーを通じても友人・先輩・仲間が広がり、昔取った杵柄で、関西学生基礎スキー連合の大会では新人戦で活躍したようです。
大阪に行ってくれたおかげで、造幣局「桜の通り抜け」の時季は素晴らしい満開の桜の花見も堪能できました。(黄色や緑色の桜もあるのですね!)また、大阪を紹介するTV番組で知ったのですが、「ごちそうさま、ありがとう、おいしかったよ、また来るね!」という4連発ご挨拶が定番のようで、それも実感できました。大阪弁は、文末に力がこもるので、娘の話し方も言葉の語尾をしっかり話せるようになってきました。
今年も、もうすぐお盆。帰省する予定ですが、そのテーマは、来年1月に向けて「成人式の振り袖選び」とのこと。はぁ〜、もうそんな歳になったんだなあ、と感慨にひたりつつ、それは、母親と二人でやるようで、ほぼ父親は蚊帳の外なのです(ふぅー)。着物だけではなく、髪型や当日の会場のチェック、一緒に行く友達との打ち合わせなどなどいろいろやることは盛りだくさんのようで…。
願わくは、今度は、黒い髪で帰ってこいという気持ちです。
暑中お見舞い申し上げます。
皆様、どうぞお身体をご自愛ください!