クリアな視界はどうなった?
私「○○さん、本日のクリーニングは終わりました。お口の中の状態は快調ですよ、良かったですね。何か気になることがありますか。」
○○さん「そうですね〜。先生、レーシックやったということでしたが、どうでしたか?私もやりたいと思っているんですよ。」
私「…おや、そうですか?」
以前、近視矯正手術を受けたことをコラムに書きました。私は皆様の歯の気づかいをしているですが、多数の方が私のレーシック手術の顛末(?)に興味を持っていただいているようでした(笑)。
いろいろなご質問をいただきました。どうでしたか、痛くなかったですか、怖くなかったですか、失明することはないのですか、本当にメガネしなくていいのですか、などなど。
時折、「眼科の医師」のように長々と解説をすることがあります。今回は、この場でしばしば聞かれる質問に、まったく専門外の立場から、とんちんかんに一挙にお答えしてみようと思います。
Q1失明することはないのですか?
A1医療で100%絶対問題が生じないとはいえないでしょうが、まずあり得ないようです。
Q2痛くないですか、怖くないですか?
A2ほとんど痛くなく、あまり深く考えていなかったので怖くなかったですが、うわさ通り処置中に一瞬真っ暗になります。
Q3メガネをかけなくて良くなるのですね?
A3日常生活で近視のメガネは、必要ありません。近くを見るために老眼(老視)のメガネが必要です。歯科の診療では、ルーペや顕微鏡を使うことが老眼鏡を使っているようなものです。
Q4本当に視力が良くなったのですか?
A4左右0.09↓0.9〜1.5(計測時によって異なる数値となる)となったようです。ただし、少し暗いところでは、見づらい感じがします。また、学会などで照明を落としてのプレゼンテーション画面を見るときは、もっとシャープに見えるようにメガネを用意しようと思っています。
Q5簡単にできたのですか?
A5検査に1日かかって、手術で1日、次の日術直後検診、1週間後検診、3ヵ月後検診がありました。東京の学会や勉強会の日程に合わせて都合をつけて、時間をやりくりして行いました。
現状は、術前に思っていたイメージに近い感覚で生活できています。想定外だったのは、何より老眼問題です。こんなに近くのものや文字が見えないとは思っていませんでした。とはいえ、人間の身体に手をかけるとなると、本人の思い通りにならないこともあるわけですから、十分な許容範囲です。後は微調整のためにメガネのお世話になりますか!…アレ、どうしてレーシックやったんだっけ?