放射能汚染について
先月私が学生時代から10年ほど住んでいた千葉へ遊びにいってきました。
友人と会い、どこへ行こうかと話していたところ、九十九里で今はまぐりが食べられるなどという話がでました。
結局九十九里へは行かなかったのですが、後で聞くと友人がこう言いました「もし九十九里へ行ってたとしても観光で来たあなたにはまぐりを食べさせても自分は食べなかった、房総半島は放射能で汚染されてるから、地元の人はもう房総の魚は食べないよ」
その言葉に私は驚いてしまい、震災の後私の知っている千葉がすっかり変わってしまったこと、直接その土地へ行ってみないとどんな状況なのかは分からないものだと痛感しました。
秋田は放射能の影響がほとんどなく、風評被害もなかった為、普段は放射能の汚染にそれほど神経質になることはありません。ですが、放射能で汚染されているところでは地元の作物が食べられず、放射線の数値を常に気にしているのです。
原発事故による放射能汚染問題は人ごとではありません。これが建設中の青森県の大間原発の事故だったらと思うとぞっとします。秋田県への被害も相当なものだったでしょう。電力不足を補うため大飯原発の再稼働が発表されていますが、やはり賛成はできません。
その中で今年も切実に節電が叫ばれています。
当クリニックもできるだけ節電をしながら診療をしていきますので皆様どうかご協力をよろしくお願いいたします。(イ)