我が家の金魚
私の家には一匹の金魚がいます。去年の町内の夏祭りに姪っこが獲ってきた橙色の普通の金魚です。私の今までの経験上、そういったお祭りで売られている金魚は長生きしたためしがなくすぐに死んでまうんだろうなぁ…と思っていました。
ところが1ヶ月…2ヶ月…3ヶ月と予想外に元気な金魚。金魚鉢がなく、有り合わせの洗面器ではありましたがなかなか軽快な泳ぎ。いつしか『お!今日もちゃんと泳いでるなぁ』と確認することが毎朝の日課になってしまいました。
ある日、何気なく金魚を眺めていると小さな変化に気付きました。我が家にやって来た頃に比べて体の色が明らかに薄くなっているのです。ついに弱ってきちゃったのかな…と思った数日後。いつものように金魚を見てみると横になって死んでいました。なんだかすごく悲しくて残念な気持ちになりましたが『よくここまで生きてくれたなぁ』という思いの方が強くありました。仕事から帰って来たら土に還してあげようと思って帰宅したその日の夜。再び洗面器を覗いてみると何事もなかったかのように金魚は前日と同じように泳いでいたのです!!
それから1週間ほど金魚の死んだふり(!?)と甦り(!?)は続きましたが、今ではウソだったかのように狭い洗面器の中を元気に泳いでいます。小さな身体の生命力の強さにただただ感動です
そろそろ名前でも付けてあげようかな(笑)☆(HO)