歯を抜かずになおす根っこの治療
当クリニックで適切な歯内療法をすることで、歯を抜かずにより長く持たせることができます。歯内療法とは、一般的に根っこの治療、根管治療と同じ意味になります。私は、米国歯内療法学会(AAE)や日本歯内療法学会など長年にわたり、根っこの治療の知識と高度の技術を修得してきました。今では、こうすれば、根っこの治療はうまくいく、と断言できるようになりましたので、今回皆様にもご紹介いたします。
「痛まず良くなおる根っこの治療」のキーポイント
◇現代のハイテクノロジーを活用すること
根管治療の三種の神器、1,ニッケルチタン製ファイル、2,マイクロスコープ(実体顕微鏡)、3,歯科用CTがそろっていることが望ましいでしょう。当クリニックでは、もちろん、その3つをそろえて、万全の態勢で皆様の治療に取り組んでおります。
◇根っこの治療という難しい技術を修練して身につけていること
しかし、単に良い道具をそろえれば、良い治療ができるというわけではありません。ニッケルチタン製ファイルを使用し、術後のX線写真では、きれいな治療に見えるのですが、以前のステンレススチール製ファイルを使用した場合と比べ、根っこの治療結果が良好になったとは言えないことも、わかってきました。根っこの治療の腕前は一朝一夕で身につくものではないのです。根気強く、年月をかけて修練することが不可欠です。また、さまざまな症例に応じて適正な治療方法を選択することができるようになるには、多くの経験の蓄積が重要になります。さらに、最低5年以上、できれば10年以上にわたる経過良好な治療結果を患者さんに提示したいものです。
◇マイクロスコープ(実体顕微鏡)で根っこの中を明る照らし拡大して、よく見えるようにして治療をすること
マイクロスコープが、とても効果がある、その一番手にあげられるは、根っこの治療です。歯科医師と歯の位置を固定して治療できるため、マイクロスコープの有効性を最大限に引き出すことができます。その使用目的は、拡大すること、明るく照らすこと。そうすることで治療成果が飛躍的に良好になります。小さな米つぶの中をのぞくような繊細な治療ですから、拡大しないと根っこの中は見えません。さらに大事なのが、根っこの中を明るく照らすライトの効果です。暗がりの中をおそるおそる歩くのは危険なので、懐中電灯を使うと良く見えるようになります。それと、同じ原理なのです。暗闇で見えないところの治療をしていては、決して上手くいきません。極端に言えば、マイクロスコープを使わない根っこの治療は、テキトウでいい加減な治療。
こうした点について港町歯科クリニックの「根っこの治療」をウエッブサイトに公開して皆様にご説明する準備をいたしております。乞うご期待!