発芽玄米
先日、ある患者さんがおっしゃっていたことです。それは『良い歯のセミナーに参加してから食事を少し変えてみようと思った。そこで、玄米を食べ始めたが舌に白い汚れが付かなくなってきた。そういえば、歯茎の調子が悪くなってから、舌に白い汚れが付くようになっていたなぁ。』という内容でした。よく噛むことで舌の汚れ(舌苔―ぜったい)が付かなくなったんですね。
舌苔には歯周病菌がたくさん潜んでいます。歯周病予防=歯磨きだけ、ではありません。病気が生活習慣と関わりが深いのと同じように予防も日々の生活が大切です。例えば、この方のように、よく噛んで食事することによって自然と舌苔が減った=歯周病菌が減った。つまり歯周病予防につながった。
予防って奧が深いなぁと感じるお話でした。
実家の母は玄米を発芽させてマイ発芽玄米にして食べていました。私も真似をして炊いてみたら、炊く量が多すぎて炊飯器の蒸気口から液体が吹きこぼれ、炊飯器が故障した苦い思い出があります。
お米について少し調べてみました。
発芽玄米は胚芽をわずかに発芽させた玄米です。胚芽が発芽する時には栄養素が吸収されやすい形に変わったり、新しい栄養素が作り出されたりします。玄米よりもやわらかいので、食べやすく、なかでもアミノ酸の一種である「ギャバ」の量は白米の10倍です。
実は白米には炭水化物以外に、タンパク質や鉄分などいろいろと栄養分があるようでした。調べてみて、主食であるお米のこともよく知らなかったんだぁ、となんだかショックを受けました。本物を食べて生きるために、これからも食べ方を見直していきたいと思いました。(ア)