2010年のスキーシーズン
大いに盛り上がった冬季祭典2010バンクーバーオリンピックも終わりました。
それにしても、スキーをやろうとしているシーズンは、寒い冬もドカ雪も、とてもありがたいものだ。そして、念願だった娘と滑るスキーは、爽快である。
思えば、私に抱きかかえられて泣きながらようやく滑り降りてきた、幼かったあの頃のオーパススキー場が懐かしい。
彼女は、その後、小学3年から競技スキーを始め、才能に目覚め、秋田県での大会には何度か勝利し、フランスR社の強化選手にもなった。中学になって、いよいよこれからだ、と意気込む親の期待とはうらはらに、数度のケガにも見舞われ、結局、中学2年のシーズンで競技スキーを止めたのでした。高校2年生となった今は、楽しい基礎スキーにいそしんでいる。
「たざわ湖スキー場」の頂上から田沢湖を眼下に見下ろして、娘と共にノンストップで1本、また1本と滑走するおもしろさは、まさにスキーの醍醐味である。
そこで、問題となるのは、日頃の極端な運動不足による私の体力である。足は、棒のようになり、腿(もも)はパンパンに張って、息絶え絶えなのです。
しかも、娘には「お父さん、私についてこれるの? 歳なんだから無理しないでね。」
なんて冷たく突き放される始末である。
そう言われると「なんだとー、負けてなるものか!!」という思いはあるものの、頭の中には、昔ながらの患者さん(インプラント治療し長年定期的なクリーニングに欠かさず来院中)からの「先生は宝物だから、ケガをしないようにな!」と言う涙が出るほどありがたいお言葉を胸に刻み込み、まずは、レストハウス・レラで彼女が数本滑るのを、お茶しながら待って、体力を温存することにした。そして、再度、スキー場に降り立ち、颯爽と滑りに行ったのでした。
ここ2年で、二人の娘も私もバッジテストで1級をいただき、次は、テクニカルプライズだ、と行きたいところ。シーズンオフは、ロングクルージングできる体力とパウダーに挑戦すべく、みっちり鍛える予定であるが、未定である(?)。