私の子育て日記
5才の息子は、スーパーへ行き、自分の欲しいお菓子やおもちゃを手にすると買い物カゴの中へは入れずに、自分で直接レジ係のお姉さんに手渡します。すると大抵、お姉さんはお店のシールを貼って「はい、どうぞ」と彼に返してくれます。そこで「ありがとう!」とお礼を言い、お姉さんに「どういたしまして」とか「おりこうだね」とか言ってもらえることに、喜びを感じているようです。
先日、スーパーへ言った時のこと、野菜売り場で大好きなきゅうりを発見、「ぼくきゅうり食べる」と1本手に取りました。「カゴに入れたら?」と言っても「自分で持つ」と店内をきゅうり1本、手に持ち歩いていました。その姿をみて、落さないか、ぶつけないか、何よりきゅうり1本持って歩いているのはどうなんだろう?と思い、「きゅうりカゴに入れて、お菓子買ってもいいよ」とすすめてみましたが、「でも…きゅうりもっているから、いらないよ」とのこと。そしてレジヘ、彼はいつものように張り切ってレジ係のお姉さんに「はい!」ときゅうりを手渡しました。が、お姉さんはピッとレジを通すと、そのままカゴへ入れてしまいました。(当たり前ですが…)シールを貼ってくれると思って待っていた彼は、悲しげな顔で振り向き、ヒソヒソ声で「きゅうり、くれないよ…」と言っていました。「きゅうりはシール貼れないんだよ」と彼に言いながらも、少し気の毒になってしまった私でした。そんな彼に、最近「1番得意な事は?」と聞くと「お味見!だから何回もお味見してるんだよー」とのこと。確かに、いつも味見しに台所へ来ています。そうか、得意だったのね。(N.I)