秋の空
気を抜いているとすぐに変わってしまう物のたとえで使われる「男心と秋の空」。このことわざはよく『女心と秋の空』などと言われたりしますが、最近私は、実際には『男心』の方が古来から使われてきている言葉だということを知りました。実は「女心」を表すときの正しい言い方は『女心と猫の眼』と言う言い方があったりするそうですが、こちらは何故か言われなくなっています。
なぜ、秋の空・・・?秋になると、夏までの太平洋高気圧が去って、大陸からの移動性高気圧がやってきます。移動性高気圧が日本の上空にやってきて天気が良くなった情況を『秋晴れ・日本晴れ』と言いますが、名前の通り移動性なのでその天気も長くは続かないのです。その上、高気圧と次の高気圧の間は、いわゆる気圧の谷と呼ばれる現象によって天気が崩れてしまうのです。その為に、変わりやすい物のたとえとして『秋の空』が出てきたそうです。
変わりやすい最近の天気を思い出しながら、「なるほどな・・・」と感じる今日この頃です。(M)