2009年夏の集まり
私の古里は、大森町。以前は平鹿郡大森町となっていたのですが、現在は、平成の大合併で横手市大森町と変わり、私としては何か違和感がある表記になっています。高速秋田道のおかげで、いまは、我が家から1時間ほどで行くことができます。
その小さな田舎町にも、真夏のお盆になると、大勢の人々が帰省してきます。そして、主に中学校の同期生が集まってさまざまな会合が行われます。高校に進学し、離ればなれになり、初めて一堂に会するのが成人式、その後、13年の時を経て女性の厄年である33歳、その9年後に男性の厄年である42歳、他と変わらず、通常は、そんな区切りで同期会が行われています。場所は、決まってリゾート村に位置する休養センター「さくら荘」。次は、60歳の還暦か?と思っていたら、なぜか、今年、50歳の集まりが行われました。恩師も入れて、総数199名、そのうち82名が参加したのでした。なかなか良い出席率でした。仲間との再会を祝し、同時に幹事に感謝!
来るための理由をつべこべと考える必要もなく、何かの利益があるわけでもないのに、ただただ、案内が来たその日にそこに集まる、それが中学時代の同期生の集まりです。なぜ、そこに来るのか?その理由は、子供時代の「心の絆」の一点だけでしょう。何にも前もって語る言葉なんて用意しているわけでもなく、集まれば、その時、浮かぶ言葉を話せばいい。昔の思い出話や、親となった身で子供の話が出たり、話は尽きません。いや〜、いいものです。きっと皆様にも、そんな昔の仲間と会う機会がありますよね。お〜、何やっているか知らないけれど、生きていたか〜!なんて何か時空を超えて再会できたような、そんな不思議な感じがします。
中学3年の時15歳だった私たちの恩師は、皆様が定年を迎えており、私が一番お世話になった女性のK先生が最も若く63歳でした。でも、考えてみれば、自分たちが子供の頃は、すごく歳の離れた雲の上のような先生でしたが、実は、13歳しか違わぬ年齢であり、老いにより顔ぼう変化の著しい私たち同期生の中に交われば、どっちが先生か生徒かわからないような外観でした。
12時30分頃、記念写真を撮影し、13時から始まった宴会は、あっという間に、17時になってしまい、その後は、各クラスに分かれて、二次会へ。私たち3年2組は、さらに仲良く盛り上がり、盃を酌み交わし、カラオケを歌い楽しいひとときでした。一方、3年○組は、相変わらずで、ウーロン茶入りの2リットルペットボトルが宙を飛び交うバトルを演じた輩(やから)がいたとのこと。嗚呼、悲しくも美しい友情です。以上、2009年夏の一場面、ご報告でした。