歯と運動能力
以前、私はボディーボートを趣味でやっていました。小中高と、これと言って運動部に所属していたわけではないのですが、主人が趣味で始めたサーフィンを見ているうちに、私も海に入りたいな・・・と思ったのがきっかけです。残念ながら、メキメキ上達・・・とはいかず、気付けばガン黒ブームも去り、世は美白ブーム。丘に上がった私とは裏腹に、主人のサーフィン生活は早10年、冬でも真っ黒です。
そこで今回はスポーツに求められる、瞬発力と集中力について書きたいと思います。この力を最大限に発揮するには、よいかみ合わせで瞬間的にグッと歯を食いしばることが必要です。大きなムシ歯があったり、抜けたままの歯があると、十分な力を出せないことがあるそうです。人間が歯を食いしばったときには、最大でその人の体重と同じくらいの力が歯にかかるといわれています。プロスポーツ選手ともなると、体重の1.5倍〜3倍の力が歯に加わります。中学生を対象とした調査では、奥歯のかみ合わせがしっかりしている生徒は、そうでない生徒に比較して瞬発力、跳躍力、筋力とも15〜20%高いという結果が出ているそうです。歯の役割の大きさがあらためて理解できますね。(M)