なぜ雛祭りは祝日ではないの?
3月3日は、女の子のすこやかな成長を祈る雛祭りです。5月5日は男の子の健やかな成長を祝う、端午の節句です。端午の節句は、国民の祝日「こどもの日」になっているのに、なぜ雛祭りは祝日ではないのか?ふと疑問に思い調べてみました。江戸時代の雛祭りは「五節句」のひとつとして祝日として存在していたとされています。しかし、明治6年の新暦採用で五節句の祝日廃止が決まり、さらに「国民の祝日」より「皇室の祝日」を重視するようになったそうです。このため、戦後になって新たに祝日を作ろうとする動きが見られるようになりました。世論調査で「雛祭りを祝日にしたい」との声が多かったのに対し、結果は5月5日の端午の節句が祝日(こどもの日)と決まりました。3月より5月の方が気候がよいというのが、最大の決め手だったそうです。(Y.I)