進化する診療所

1つ目
　 夏真っ盛り、8月のことでした。私の歯科医師人生の原点回帰の旅として、卒後に勤務した札幌のＨ歯科を訪ねました。そこは、二つの診療所に40数名の歯科医師が勤務して診療をしています。数時間、その診療所の見学をし、恩師のＫ先生と、歯科情勢や診療所運営についてお話しができました。その後、勤務時代からお世話になった衛生士さんたちといっしょに食事をすることもできました。たくさんのことを教えてもらいました。その結果、当診療所は、もともとこのＨ歯科で学んだことから始まり、その遺伝子を受け継いで、育ってきたのだということをしっかりと認識できました。そうなると親に育ててもらった資質で人生をやるのが筋ですから、診療所の方向性は明確となったのです。そこで、来年度に向けて、Ｈ歯科と同様の診療コンピュータシステムを導入することとし、昨今の厳しい医療改革に対応し、よりよい歯科診療を皆様に提供できるように体質強化をすることにしました。

2つ目
　 すでに、お気づきの皆様もいらっしゃることと思いますが、診療所のリフォームを行っています。「また何かやってるの？」とか言う声が聞こえてきますが、実は、新築してから10年、まったくそのままの所もたくさんあったのです。コンセプトは「人に優しく」。心機一転ということで、待合室と診療室の壁紙を新しくし、美観を良くし、玄関のエントランスを開放的で入りやすく改造しています。要所要所に手すりもつけました。また、待合室とその周囲の空間を機能的に設計し、2階の多目的ルームへのアクセスも容易にできるように動線の改善も行っています。

3つ目
　このような設備投資やリフォームと同時に、診療の仕組みをより充実させるための取り組みも行っています。私たちは、来院された皆様に、「最善の治療を提供する」という使命を持っています。そのために、歯科医師とスタッフとでいかに来院された皆様にわかりやすく診療の説明をし、具体的な提案ができるかがキーポイントとなります。

最後に
　その他にも、いろいろやります。もしかしたら、これは港町歯科クリニックの充実化最終章となるステップかも知れません。その結果は、当診療所に来院される皆様のクオリティオブライフの向上に大きく貢献していくのは、間違いないでしょう。