会話で知ること
前回私は、介護の仕事をしている患者さんから、食事の大切さ、咬むことの大切さについて学び、日誌を書かせていただきました。今回も患者さんから聞いたお話を書きたいと思います。その患者さんは、お酒のきき酒をしているそうです。きき酒は、味だけでなく、香りもとても大切なことのようです。私は、香りというと鼻でかぐことをイメージします。しかし、それだけでなく、口から鼻にぬける香りも大切なようです。もう一つは、歯と歯のすき間からぬける香りもあるようです。口の中でお酒をころがし、前歯のすき間から香りをぬくそうです。そのために前歯の形や長さがとても大切だということでした。実際、多くの患者さんが入れ歯によって味覚がだいぶにぶくなったように感じるという意見を聞きます。咬む行為だけでなく、香りを感じて、よりおいしく感じる。毎日、そして一生食事をしていきます。そんな毎日の食事が楽しくなるように手助けしていければと思います。あまりお酒にはくわしくないので、患者さんに教えてもらおうと思っています。(T)