インプラント治療の現在
インプラントをした2人の方のお話です。2人とも、上の歯が1本もない状態で、インプラントの埋入から骨結合の期間(6ヶ月)を経過し、2次(上部装着)手術を行いました。
お一人は、インプラントが8本、もう一人はインプラントが10本。しっかりと適量の麻酔をし、インプラント上部の開口を行ったのですが、
結果は、すべて骨結合が良好でgoodでした。当然、うまくいくようにやっているのですが、それにしても、嬉しいものです。
その後、術前に技工室でつくっておいた仮歯(テンポラリー冠)を合わせる作業です。これがなかなか時間のかかる仕事なのです。
そして、すべてが終了すると…。そうです、フルデンチャー(総義歯)がフルブリッジになったのです。
つまり、フルデンチャーで上顎の裏側(口蓋)が全面的に覆われていたのがなくなり、本来の自分の歯のような仮歯のブリッジが入ったのです。
口蓋の異物感がなくなり、こうなると患者さんの喜びはひとしおです。それを見る、私たちも、とても嬉しくなるのでした。
ちなみに、ついこの前、同じようなインプラント治療が終了した方の感想は、「なんと言っても、カラオケが歌えるようになったことが何より嬉しい」
とのこと。これも、いわゆるクォリティ・オブ・ライフ(QOL)と言うことでしょう。
当診療所では、歯が欠損した部位に、普通の骨の状態であればインプラントを行いうまくいくのは当たり前になっています。最近は、骨が薄くなったり細くなった部位へのインプラント治療とか、抜歯したその直後にインプラント治療を行うとか、さらに、ハイレベルで難易度の高い診療を究めつつあります。インプラント治療は、終わってみれば、入れ歯とは比較にならないほど、快適です。
他ではできないと言われた方にも、当診療所では、インプラント治療ができるように、治療限界をあげていきます。