私の子育て日記
このところ、厳しい暑さが続いていますが、二才の息子と散歩をするのが、私の最近の日課となっています。暑さが苦手な私はへとへとですが、彼はそんな私などおかまいなしで、なかなか家に入ってくれません。仕事を終え、保育園から彼を迎えて家に着き、車を止めると、後部座席から、「わんわん見に行くー、お散歩行くー」と元気いっぱいの声がしてきます。午後五時過ぎとはいえ、西日がジリジリと突きささり、親子共々汗を流しながらの散歩です。虫を見つけたり、石を拾ったり、いろんな物に興味津々で、そんな彼を見ているのは楽しいのですが、あまりの暑さに早く家へ帰りたい私は、次々と誘い文句を口にします。「ねえ、お家にアイスあるよ」「りんごジュース飲む?」「トトロ(DVD)観ようよー」など。こんな時は、普段、制限しているものも関係なくなってしまいます。しかし、ことごとく「食べなーい」「観なーい」と断られ、結局彼が満足するまでお散歩は続きます。そして、やっと家へ入ると、「アイス食べるー」「ジュース飲むー」「トトロ観るー」と、私が帰りたいがために言ったことを全て覚えていて、びっくりすると同時に、「うわっ、やられた!」という気分になる私です。「アイス食べたら、歯みがきいっぱいするからね」と言うと、「うん」と返事をするものの、いざ磨く時間になるといつも通りの「イヤッ!」が始まります。「約束したでしょ」などといっても、彼に通用するはずもなく、また歯みがきバトルがスタートするのですが、「やらないでくださーい」となぜか敬語で言い返されると、思わず笑ってしまうのでした。マイペースな散歩はまだまだ続きそうなので、暑い夏が早く過ぎるように祈るしかないようです。(N.I)