ブラッシング指導
4月から保険改訂により、義務の一つとして、ブラッシング指導があります。文書を作成し、月に一回患者さんにお渡しするようになってから、2ヶ月が経ちました。当初は、渡された紙を見て驚いていた方もいらっしゃいましたが、最近は、「毎回ありがとう」という声を聞くことがあります。中にはこんな方もいらっしゃいました。「歯みがきの話を聞いても、家に帰ったら忘れてしまうことがあるけれど、こうして文書で残っていると復習にもなるし、便利ね。」たしかにそう思います。その時は理解しているつもりでも、後々思い出そうとしても忘れてしまいがちです。ですから、少しでもみなさんのお役に立っているのであれば、とても嬉しくおもいます。また、ブラッシング指導という機会が、患者さんとコミュニケーションをとれる、有意義な時間であるということを改めて感じました。ブラッシングに関する話しから、いつの間にか発展し、その方の家族の話や世間話、長年、港町歯科クリニックに通院していただいている方とは、昔話にまでなったりします。診療にひびかないように気を使いながらも、顔見知りの患者さんでありながら、初めて知るお話に、「そうだったんだー」とついつい話が長引いてします。しかし、なにげない会話だからこそ、その方の性格や、生活背景が見えるものです。それらを参考に、無理のない、ポイントをついた指導を心掛け、これからも少しでもみなさんのお役に立てればと思っています。(Y)