禁煙
みなさん、タバコが歯周病の「最大の敵」ということは、ご存知ですか?私たち歯科衛生士は、患者さんに歯周病の治療を行うとき、歯みがきの指導や歯石をとる他に、その方の改善しなければいけない部分を、カウンセリングをして指導します。その中のひとつとしてタバコがあげられます。歯周病に限らず、タバコは「百害あって一利なし」と言います。しかし、頭でわかっていても、なかなか禁煙は難しいようです。先日、クリーニングで来院されたSさんも、タバコを吸っている患者さんでした。タバコが歯周病に悪いということは知らなかったようで、タバコと歯周病についてカウンセリングをすると、「えっ!?タバコって歯にも悪いの!?」と驚いていました。そして、1ヵ月後のクリーニングの日、Sさんは、タバコの臭いもヤニもついていませんでした。「Sさん、タバコやめられたんですか?」と聞くと「やめたよー!これ以上悪くなるのイヤだからね。でももっと早くやめていればよかった・・・」とおっしゃっていました。禁煙をするために、Sさんはかなり努力されたと思います。Sさんのように、ひとりでも多くの喫煙者の方が、タバコが歯にも悪いことに気づき、禁煙されることを願っています。(S.A)