にぎやかな冬
今回の冬は、ともかくにぎやかだった。12月末に大雪が降り、それから、秋田市内は、まさに「雪害」となった。毎朝、スタッフの誰かが、「路上の大雪 に はまって脱出できなくなって遅れます」とか「この15分ほど、車がピクとも動かないので、遅れるかもしれません」と電話連絡がきたものだ。おまけに、ス タッフ用の診療所後ろの駐車場にも、一夜の豪雪で入れなかったり、ようやく駐車できても、今度は出ることができなかったりとさんざんな目にあった。私 は、診療室のベランダの雪下ろしをして、腰を痛めてしまい、リタイア。その後、診療所の男手で患者さん用の駐車場の雪かきが毎朝行われた。一昼夜、地下 水による消雪をしていても、雪が多すぎて融けないこと融けないこと…。ご存じのように、秋田市内の除雪も、大変お粗末でした。県南の友人からは、秋田市 が一番ひどい、秋田市には行きたくない、と言われる始末だった。そんな雪も、交通事情は別にして、喜んだのはスキー場だった。例年になく早くから営業が でき、私の関わるアルペンスキー関係者も大喜だった。今シーズンは、そのアルペンスキーも大にぎわいだった。鹿角で行われた県の高校大会やインターハイ では、当診療所でスポーツマウスピースをつくった鷹巣農林高校の選手が連日大活躍。アルペンでの優秀な成績の甲斐もあって、悲願の団体優勝をすることが できた。監督の田口先生から喜びと感謝の電話をいただいた。是非、スポーツをしている方は、スポーツマウスピースを入れることを おすすめする次第である。詳細は、当診療所のホームページにアップしています。また、港町歯科クリニック所属の滝下樹理選手が国体予選を1位で通過し、 群馬で行われた国体でも、成年Aで2位となった。昨年、優勝していただけに、県民に取っては、少し物足りない気持もあるかもしれないが、彼女は、昨年の 初冬合宿で足の骨折をし、それから治療、リハビリをし、練習不足の中での大活躍であった。来年は、いよいよ秋田国体となり、それが本当の勝負である。
地球温暖化の流れの中で、来シーズンも、このようにスキーができることを望んでいる。欲を言えば、スキー場だけは、雪がどっさりあって、町中は、交通 不便のない程度の雪となって欲しいのであるが…。これからは、いよいよ春スキーである。ついこの前の豪雪のつらさを忘れて、ハイペースで融ける雪をなご り惜しんでいるこの頃である。