患者さん体験を通して(2)
以前、この診療日誌に港町歯科クリニックで矯正治療をうけているということを書きましたが、遂に先月、歯を動かす矯正装置から、動かした歯が後戻りしないように固定する役割の保定装置になりました。そこで、今回はひとつの症例として感想を書きたいと思います。私の場合は、上は八重歯があり、下は前歯がでこぼこしている不正咬合でした。歯がキレイに並ぶためには、顎が小さいので奥から4番目の小臼歯という歯を左右、上下の4本とも抜歯したのち、矯正装置をつけました。装置をつけたてのときは違和感がありましたが、1週間くらいで慣れました。また、2回目、3回目の装置の調整後には鈍い歯の痛みがありましたが、歯が動いている証拠だと思うと、治療の効果を実感できました。矯正装置から保定装置になるまで2年近くかかりましたが、どんどん歯が動いて並んでいったので、あっという間でした。矯正治療により、単に歯並びがキレイいなっただけでなく、歯垢がつきにくくなったことや、糸ようじなどを併用する習慣がついたことにより、歯周病やムシ歯のリスクが低くなりました。私は4本抜歯することになりましたが、将来的に自分の歯を守ることができたように思います。歯並びでお困りの方には、是非、矯正治療にチャレンジしてもらいたいです。(S)