2006年のスタートにあたって
明けましておめでとうございます。
当診療所が開業したのは、1988年(昭和63年)6月2日であった。それから時は流れ、現時点では、17年と7ヶ月経過した。開業したのは、数軒ほど右となりにあるマンション内であった。本会員の方で、昔の診療所を知る人は、果たして何人いるのであろうか?
数年前まで、そのマンションは、当時の建設業者が倒産し一部の部屋が競売に出され、老朽化が進み、管理組合も不備で、さんさんたる状態だった。その後、管理組合ができ、修復工事も行われ、どうにか普通にマンションの運営ができるようになってきた。私自身は、1996年(平成8年)に現在の場所に移転してから、診療所だったマンションの3部屋は、居住用にリフォームし、スタッフの住宅などに使用していた。しかし、結局、管理上の問題もあり、売却に出していたが、それが、最終的に昨年中に、すべての部屋の売却が終わった。バブルの最盛期に購入した物件だっただけに、売値は、買値の約3分の1であった。
こうして古き時代に、ある意味で訣別できた年、それが2005年であった。そして、昨年末に、カルシテックインプラントセンターを新築し、診療室の改築を行い、早いものでもう1年がたった。今年も「やること」リストは、山のようにある。頭の中では、診療に関連して、いろいろなアイディアが渦巻き、ある種の混乱とさえなっている。さて、どうなることやら。
それはそれとして、まもなく開催される冬季オリンピック・イタリアのトリノ大会を楽しみに心待ちしている新春である。