歯周病学会
友人の結婚式出席のため、9月23日に札幌へ行って来ました。札幌ではちょうどその前日から日本歯周病学会の学術大会が行われており、あまり時間がありませんでしたが、少しだけ寄ってきました。会場では全国の歯科大学の先生方が歯周病に関する様々な研究の報告をされていました。基礎的な研究から、直接臨床に結びつくものまで様々なものがありました。その中でも喫煙と歯周病との関連に関する報告はとても興味深かったです。口腔歯周組織自体がたばこの主流煙によって直接障害されることが明らかになり、さらに歯面、歯肉への着色は、副流煙の受動喫煙を含めてかなり大量あるいは長期の喫煙習慣の結果であり、全身の諸臓器における喫煙障害の存在を推測するモニター的役割もはたしています。多くのたばこを吸っている患者さんに接する立場の私としては、喫煙による健康被害の発見者として、歯科治療と並行しながら禁煙指導を行うことが非常に大切だと感じました。(toshi)