土崎港祭りの一日
7月20日、21日は、恒例の港祭りが開催された。当診療所前の通りは、その祭りのメインの道路となっており、交通規制により車の出入りがほとんどできなくなる。そのため、診療所休診するほかない状況なのである。今年も、そういうことで例年通り休診とした。
とは言え、診療所では、20日、スタッフは出勤し、もちろん私も、診療所内の大清掃と整備が行われた。診療台が12台あるのだが、それぞれに付随したキャビネットの中味の点検や清掃整備、エアコンの吹き出し口の清掃、水回りの排水溝トラップの清掃から始まり、診療器材の不足や不備がないかを点検し補充する。診療上のマニュアルの整備などなど多岐にわたった。なかなか忙しい日々の診療の中では、手の届かない作業をこの機会に徹底して行ったのである。
そして、私の手がけた最大の仕事は、どこからともなく増え続けるモノの処分である。皆さんも心当たることがあると思いますが、捨てるに捨てられなくてとっておくことで、いつの間にか山のようにたまるモノ・物・もの・・・。思い出のモノと置いておいてあることすら忘れていたり、いつか使うだろうと思ってとっておいたら5年も使っていないでほこりをかぶっていたり、使わないとわかっていても多少お金がかかったからと寄せておいたり、いろいろなモノがたまっていた。倉庫は、それらで満杯であった。ともかく、捨てる。そういう方針で、いろいろな理由や名残惜しさも捨てて、捨てた。十数万した機械などもいくつかあった〜〜。軽トラックの荷台がいっぱいになる量であった。それでも、まだ、捨てきれないモノや選別できなかったモノが残ったものの、終わってみると、過去の清算をすませ、新しい旅立ちのような不思議なすがすがしさを感じた。
そして、夕方、祭り囃子で佳境に入っていく港祭りの様子を尻目に、この日のハイライトとなった、北海道大学の姫野先生を診療所にお招きしての歯周病治療に関するセミナーを行ったのでした。ホームページにご紹介しますので、是非ご覧下さい。
このように、祭りの一日は、休診とは言え、大忙しの、そして、今後の診療のために充実した時間となったのでした。