春に思うこと
ようやく日差しも暖かくなり、春らしくなってきました。車のタイヤを冬用から夏用に取り替えて、桜の開花がもうすぐ、という今ぐらいの時期が一年の中で私は一番好きです。通勤途中に擦れ違う学生達の中に、いかにも新入生らしい初々しい顔を見つけると「春だなぁ」としみじみ感じます。そして、この季節になると女性誌の表紙には『この夏までに完璧ボディ−を手に入れる!』という文字が踊り始めます。毎年、思うのです。「私も欲しい。魅惑の完ぺキボディーが欲しいっ!」と。しかし、特集のページを読んだだけで、実行に移したことはありません。黒酢も豆乳も飲めず、炭水化物が大好きな私は、もう運動するしか道は残されていません。このままではいかん、今年こそは、と思ってスポーツジムのパンフレットをもらってきました。先日、そのパンフレットを眺めながら友人とお酒を飲みました。いつの間にか、話題は「やっぱり温泉よねー。」にすり替わり、結局、「ダイエットなんか必要ないって。大丈夫だって。」と、お互いに言い合って寝てしまいました。こういう時の女性同士のアドバイスは全く参考になりません。裏に、「あなただけが抜け駆けするんじゃないわよ。」という牽制の意味が込められているからです。おそろし。おそろし。「今年こそは…」と言い続けて夏を迎えることにならないように、早く動きださねばと思う、4月現在の私です。(M.A)