元気な春に向けて
最近流行っていることと言えば、なんと言ってもインフルエンザですよね。今年は猛威を振るった平成11年を上回る過去最大規模の流行が今現在も続いて、全県にインフルエンザ警報が発令されました。3月7日から13日中にインフルエンザと診断されたのは全県で計4380人、B型が大半を占め大流行です。当診療所では14名の診療スタッフがいる中、6名がインフルエンザを含めた体調不良で欠勤した日がありました。私は去年、インフルエンザA型B型同時に感染し高熱に襲われ、インフルエンザの怖さを知り「予防接種すればよかった…」と泣く思いをしました。そして今年。予防接種の時期、ふと去年の辛さが頭をよぎったのですが、「まぁいっか…」なんて受けずにいたら、流行り好きの私は、まんまと流行りに乗ってしまいインフルエンザB型に感染しました。2年連続なんて悲しすぎます。辛さを知っていながらも予防に手を抜いた事を改めて反省し、有力な予防法について調べてみました。もっとも有力な予防手段はやはりワクチンを接種することですが、ウイルスは少しずつ変化するためワクチンの予防効果を発揮できない場合があります。そのような時、インフルエンザに罹ることもありますが、多くの場合症状は軽くなるそうです。そして接種の時期ですが、免疫ができるまで約2週間かかる為11月中旬には接種を終え抵抗力をつけておくことが望ましいそうです。その他にこまめに手を洗う、睡眠を十分にとる、普通以上にバランスの良い食事を心がける、湿度を高く保つ(30〜45%)などがありました。予防をしていても突然の高熱が出た場合は、48時間以内に病院で検査をすることが望ましく、肺炎などの併発を防ぐことにも繋がります。雪も解け春の気配が感じられますがまだまだ油断は禁物です。健康管理をしっかりして元気に春を迎えましょう。(H)